ようこそ。
ここは、JumokunoJu farm & shop ちいさな商店。わたしたちの暮らしや畑から生まれた手仕事と感動をおとどけします。
暮らしを、 自分の手に取り戻す。
01.畑に立つと、自由になれた気がした。
畑に立った瞬間、なにかスイッチがはいる。
畑を歩くだけで、
畑に立って景色を見回すだけで、
もちろん、畑仕事をしているときも、
なぜか「ああ、僕は自由だ」と感じる。
こんな時代に、ひとつのことに集中するのはとても難しい。
娘と遊んでいても仕事のことを考えてしまったり、
サウナにいってもニュースが流れていて心を痛めたりする。
でも、畑にいるときはどっぷりと目の前のことに浸り切っている。
人は無力だ。
機械なら10分で済むことが、人の手だと1週間かかることがざらにある。
でも、その無力さと「自由」はどこかで繋がっている気がしている。
自然の中にいると、自分という輪郭がぼんやりと景色に溶けていくような感覚がある。
02.届けたいものはなんだろう。
野菜を売らない農家になりたい、と思っている。
なんだそれ、という感じだけど。
どれだけ美味しい果実をつくっても、市場の規格に合わないという理由だけで買い叩かれる現実を目にした。
作るだけでは届かない世界が、その先にある。
では、野菜の代わりに何を届けるのか。
体験と感動だ。
自分の手で土にさわり、
作物を収穫し、調理し、
そのプロセスもまるごと身体と心に取り込んでいくような時間。
わたしたちが届けたいのは美味しい野菜ではなくて、
農をつうじて得られる「体験と感動」なのだ。
03.わたしたちが目指している景色。
畑のなかに、小さな小屋が建っている。
それは、わたしと家族が力を合わせて建てた小屋。
不器用な設計やペンキのムラが、お気に入り。
畑には果樹・野菜・ハーブが根付き、羊や鶏が青々と茂る草をぬって食事をしている。
わたしは土や草木に埋まるようにして何か仕事をしている。
ふと目線をあげると、娘が木陰でなにやら楽しそうに遊び、妻は小屋の前で椅子に座り本を読んでいる。
友達が遊びに来てくれる。
畑から少しばかりの野菜や果物・ハーブを摘んで出迎える。
子どもたちは合流し、遊びがさらに大きくなる。
大人たちは木の天板のテーブルに集い、
摘んだばかりのハーブで淹れたお茶をのみ、採ったばかりの野菜でサラダをつまみはじめる
かまどに火をかけ野菜や肉を焼きはじめると、美味しそうな匂いをかぎつけて子どもたちもあつまってくる。
そうしているうちに陽は徐々に山際へ向かい、満たされたお腹と心を目一杯にかかえて、また会おうね、といっときの別れをつげる。
これが、わたしたちの思いえがく「暮らし」。

生き方や人生に疑問をもったあなたへ。
立ち止まってしまいそうなあなたへ。
ここにある手仕事が、
その景色のかけらになれたら、うれしい。
JumokunoJu Kosuke/Minori
